 
 
『相変わらずのエロさとまじめさと』
描写はかなりエロイです。 
でも話はやっぱり・・・。 
ただのエロではないことは 
なぎさの媚薬1 海の見えるホテル でも分かっていることだけど、 
なかなか手を伸ばすのに抵抗感がある人もいるんじゃなかろうか?と。 
特に女性の方々は。 
好きだった人とセックスして 
その人をその後の悲惨な人生から救い出す。 
でも自分の現実は何一つ変わらない。 
そんな中で 
確実に意識が変わっていってるのを 
見逃すことはできない。 
この作品の研介も 
好きだった先生を救うことはできた。 
現実は相変わらずだけど、 
最後は自分の生きる道をちゃんと見出している。 
なぎさに会うことで 
結局は自分の人生をも見つめなおすことができるのだ。 
敦夫にしても研介にしても。 
そこらへんがただのエロ話で終わらせない 
重松さんの上手さ、かな。 
小学館 エ440円
 
 



