『女子大生と女子学生。』
第一部が★3つ。 第二部が★5つ。 第三部が★4つ。
平均すると、★4つです。
やっぱりプロだなあ、と思ったのが自叙伝的な第一部より、
創作であろう、第二部の方が圧倒的に面白く、
第二部だけを膨らませて書けば、ものすごいものになったのに。
ちょっと残念でした。
ただ、第一部の大学生時代のグダグダ感は共感でき、
やっぱり、そのグダグダ感を振り替えって、初めて、
新たな物語を紡げるようになるんだろうなあ、とは感じました。
河出書房新社 エ1,470円