『最後の話を是非読んで』
他の話についてはいろいろ書いて下さっている通り。
今まで彼女の作品を読んだことがある方なら、予想できる内容だと思う。
現実的な始まりから、思わぬ仮想世界に放り込まれるような展開。
分かっていたはず。
分かっていたはずなのに、一番最後の話に、私はすっかり翻弄されてしまった。
私は彼女の出身県の隣県に住んでいる。
高校在学中に、野球部が甲子園に行くことになった。
…「へえ、確かA高校出身よね?甲子園行ってるの?すごいじゃん。」
一人抜け出し、単独行動で応援し始める。
…「へえ。小川さんって絶対まじめそうなのに意外?!」
試合の結果は…読んでのお楽しみ。
読み終わって、事実を確かめたくてウィキペディアで調べちゃったよ…。
小川さんとしたら、「してやったり!」でしょうね。
もう、これだけは本当の話なんかと思ったやん(笑)!
途中で「何かおかしい」とは思ったんだけど(笑)。
角川書店 エ1,365円