『SF的拷問物語』
平山氏の売りであるグロい表現は相変わらず読み手を気持ち悪く、不快にさせてくれます。『吸血鬼』『狼男』『幽霊』などのSF的な要素も幼稚くささはありません。拷問シーンはこっちが痛いくらいでした。
ただ腑に落ちない事もいくつかありました。『ミサイルマン』の のろしの意味、『コード』の夢の意味、『けだもの』でテオは串刺しにされたのにも関わらず潰れたお父さんの心臓を食べることができたのか‥等々。
ストーリーをよく読むと、あれ?と思うようなことが多々あります。
意味のありそうな行動が結局は意味のないものだったり‥最終的にそこは書く意味あったのか?と思ってしまいました。
煮え切らない感じは否めませんがグロさは相変わらずなので★2です。
光文社 エ1,680円