『初の宮部作品でした。』 犯罪内容はともかく、人物の描写が私にとってはいまいちのめり込むことが出来ず、週刊誌連載だからかくどい文章のわりに、人物にブレあるような気がしました。登場人物の成長についていけなかっただけかもしれませんが。 一番感じたのは、作者のメッセージの力強さです。これにはとても心を動かされました。逆に、必然的にかもしれませんが、最後の真犯人の背景の描写が、作品上納得がいきませんでした。現実的にはそんなものかもしれませんが。 小学館 エ1,995円