『おもしろかった』 多くのレビュアーさんが書いておられるように、さまざまな登場人物の財布たちが語る11のストーリーが連なり、全体として1つの話を構成している。 私は「財布の視点」ということに驚き、そんな特殊な設定で無理なく展開していくのは、さすがに宮部みゆきだなあと感じました。 なかなか楽しめる良質のミステリーと思います。 光文社 エ620円