『さくさく読める、展開早い、テンポもいいよ。だけど、読後感がワルイ。』宮部みゆきさんは天才だと思う。 火車といい、模倣犯といい、尊敬している。 でも、うーん、その文才が悪い方に底意地悪く展開すると。こんなにも後味が悪いものになるんだね・・ よくある話、なのかもしれない。 ここまで引っ張って展開できる文章力はさすが。 しかし・・はぁ・・なんとも気分悪い。 幸せであることを後悔させる気分にさせられる、濁った悪意。 ひきずるなー。 文藝春秋 エ680円