『好き嫌いが別れる本』
なぜかもてる、大学教授の村川融←ぶさいくな中年(笑
彼をとりまく、妻・略奪女・子供・教え子・教え子の彼氏・・・
そんな人たちが、村川について語ります。
村川は一回もでてきません。
最後、死にます(笑
なんていうのだろう。。。
けっしてドラマティックではなく、まして純愛でもなく、
それぞれの立場の人間のエゴが、ごっつんごっつんぶつかり合い。
でも、淡々としている。
当たり前のことだけど、人間のすべてが、
自分が主人公なのだなぁと。
好き嫌いが別れる本かも知れないです。
盛り上がりとか、起承転結とか何もないです。
でも、妙に心に残る本でした。
新潮社 エ1,575円