『山なし』
何故この本が直木賞を取ったのか、
何故町田と呼ばずまほろなのか、
何故唐突に重い話題を振るのか、
とにかく?が多い本だった。
ミステリーにしても人間ドラマにしても中途半端だった。主役二人は確かに魅力的かもしれないが、その行動に説得力が感じられない。描写が少なすぎる。まほろという舞台もいまいち使いこなせてない気がする。
電車でさらっと読む分にはいいかもしれません。登場人物の個性は立っていたと思うので、ドラマなりアニメなり、ライトなメディアでやるには最高の下地だと思います。(と思ったら既に漫画化されてるようですね。)
文藝春秋 エ1,680円