『何が面白いのか…』
何やら賞を獲った作家さんだから、期待して読んだんだけど。
伏字(しかも、その必然性をあまり感じない)が読みにくいし、()内の注釈もセンスがない。
突然、一人称が俺になったりして、所々に今はやりの腐女子っぽさを滲ませたり。
で、
本人だけが
「聞いて、面白い話があってね。ぷぷぷ」とやってるだけの、
傍から見たら何が面白いのか皆目検討もつかない。
彼女同様に、腐女子の属性を持っていらっしゃる方や、ライノベになじんでる方ならそれなりに楽しめそうな気もするけど…
ちょっと文章の上手い素人ブログレベル。
次こそは面白いはず、と我慢して読み進めたけど完読出来なかった。
こんなに誘引力のないエッセイも珍しい。
第一話だけ読めば、小生の言いたいことが解ると思う。
今度はこの人の小説を読んでみたいと思う。エッセイの才能と小説の才能は別だからね、多分。
新潮社 エ460円