『凹みます』
まず、版型が面白い。横書きになっています。
まんま、PCの画面を見ているような展開。
本を開くと最初「ん?」と思われるはずです。
そして。
彼女を取り巻くいいこと、悪い人、
親切な人、そうじゃない人、
いろいろな参加者の話も載っています。
正直、読んでいて心がほっと温まったり、
気分が優れたりするような本ではありません。
むしろ、凹むこと請け合いなので、
滅入っている時に読むことはオススメしません。
彼女の子どもの父親であるH氏に対する思い、
子どもの保育園でのこと、そこに対する
ネットユーザーたちの反論、
「そう来る?」「そう思う?」と思うところも
ありながら読み進めました。
彼女の小説やエッセイは言葉の表現がとてもするどくて
好きですが、ちょっと今回は冗長な感じも受けたので、
厳しいですが、★3つとさせてください。
読むに値しない本では決してありませんが。
日経BP出版センター エ1,575円