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『結末に圧巻!』
ヤクザとして生きる男たちと
それを支える女たちと一緒に暮らす
二人の兄弟、駿と悠太を取り巻く日々…
主に駿が主人公という感じです。
最初の読み始めは幼少期の描写で、
これが1冊まるまる続くと思ったので
正直少し飽きてしまっていたのですが、
第2章、3章となるにつれて
だんだんと成長していきます。
つまりこの本は、少年たちの成長を綴った長編です。
吉田修一らしい生々しい描写で情景が浮かびやすく、
また、全体として何か作者の伝えたいことが胸に響いてきます・・
ラストがまた圧巻でして、一種の解放を感じました。
読後、不思議な気持ちになる作品。
吉田修一作品をまだ読んだこと無い人はぜひこれを機に読んでみてください!
新潮社 円