『ちょっと色違いの探偵小説』
東京裁判で裁かれる人を収容したトーキョープリズンが舞台の小説。
ただしトーキョープリズンは舞台なだけで、
主人公はNZの探偵。
関わるのも異能の天才。
ということで、歴史ものではなく、探偵ものとしてカウントです。
歴史ものとしては微妙なところもあるのでしょうが、
戦後の日本という不思議な舞台で、NZという「微妙な」関係の国の探偵が
動くということで、事件もなかなか謎が深く、
いつもと少し色の違う探偵小説として、面白く読むことができました。
夜中に読む探偵小説として◎です。
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