『今日はもうとにかく癒して癒して!爽やか上等!の、本。』
神様がくれた指を最初に読んで、これはいいと思って買ってみた。
デビュー作?確かにちょっと、肩に力が入っていて少ししつこくはある。
でも、表現が愛らしくて、読んでいるとあったかい。ぽかぽか小説だ。
先の見える展開はキライだ。
でも、そういいつつ、すごくみんなのシアワセを願っちゃう。
気がつくと実は、なんも変わっていないのかもしれないと気づく。
でも、それで、いいのかもしれない。
現実なんて実はそうなのかもしれないし。
めくるめくハッピーエンドだとか人生の転換だとか。
そんな安いものじゃないよね。
それなのにあったかい。
にっこり、じゃ、ないけれど、くすっと笑える。
新潮社 エ円