『人狼伝説』 「GOSICK」シリーズの第2巻。 ミステリとしては、ハッキリ言っていまいちだと思う。ガックリと脱力してしまうような真相だ。 むしろ、味わうべきは作品そのものの雰囲気だろう。ふわりとしてとめどなく、それでいて圧倒的な存在感がある。 登場人物たちも、定型的に見えて、どこかずれたところがあるのが面白い。 富士見書房 エ693円