『用はなくても…。』
そもそも、私がエッセイというものを読むようになったきっかけは、東野圭吾さんの”あのころぼくらはアホでした”という本を読んだことがきっかけでした。直木賞作家が過ごした、クレイジーなユースフルデイズを読んで爆笑し、同じ関西人として私のリスペクトの対象になった。エッセイに対する見方が変わったのだ。それからは、読んで面白かった作家のエッセイはチェックするようになりました。
奥田英朗さんも伊良部シリーズがきっかけでチョコチョコっとよんでいて、奥田さんのエッセイはこれがはじめてだったが、面白かった。
あまり器用ではないのに作家特有の猜疑心で、結果自分の首を絞めていくさまが目立った。面白い。とても。
用もないのに御苦労さまです。
ただし、甲本ヒロトさんを知らないので☆を1つ減らしておきました。甲本ヒロトを、天衣無縫と形容するのは最高。でも、情熱のバラとか、夢とか、僕の右手とか、青春とか、日曜日よりの使者とか、タリホーとか。最高なのに…。残念。
でもロックフェスの凄さは十分わかりました。
最後に、安倍元総理。Wikipediaで調べたら、今年の9月中旬までじゃないですか。”ええじゃないか”が、首を長くして待ってますよ。
文藝春秋 エ1,260円