『<純愛>本ならこれ一冊。』
「冬ソナ」しかり、「セカチュー」しかり、「愛ルケ」しかり…。とかくこの世は〈純愛〉だらけ。でも〈純愛〉ってホントはどんなもの? ってな訳で、そんな疑問に答えてくれるのがこの本。〈純愛〉ブームも〈純愛〉も、編者曰くの〈和ごころ〉を繙かなきゃ実のところわかんなーい。ってなもんで、日本の先人の愛のかたち110通りを探っているのがこの一冊なんです。意外にも、あの「電車男」の「萌えー」だって見つかっちまうんだからまぁ驚き(田山花袋「少女病」)。温故知新の純愛三昧!な一冊。作家のイラストも可愛く似てて、引用文もあるから、純愛文学事典としても、日本文学入門書としてもハンディでいいかも。
早美出版社 エ円