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『胸にじわっとくるのもありよね。ちょっとしんみりしたい、本。』
小川洋子の世界観が満載。
プラハの唐突感やスケートリンク、隠されていた相手の世界。
こんな現実感のない人とのつながり、あたしならいやだ。
けど、読んでしまう。
あいかわらずの放り投げられるような最後。
救われないエンディング。
だのに最後まで読み終えてしまう。
やっぱり他の本が読みたくなる。
なんだ、この人。
すげぇ。
幻冬舎 600円