『だからなに?』って思う小説。まず読みにくい文体で挫折しそうになる。それから無駄が多い。作者の自己満みたいで、すっ飛ばして読みたくなる。作者の「どうだ、面白いだろう」という意図が丸見えで嫌気がする。自分に酔ってる感じがして嫌。最初の方はファンタジーっぽかったけれど、最後は普通にくっついちゃって終わってるし。好き嫌いが別れる作品。大好きな人は大好きだし、まったく受け付けない人は読むのが苦痛。 角川書店 1,575円