『独特の世界観』
これはなに?という感じの奇想天外な話だった。もし映画サークルみそぎに入っていれば、弟子募集に応募していれば、ソフトボールサークルほんわかに入っていれば、秘密機関福猫飯店に所属していれば、どのサークルに所属していても似たような運命を辿るのだが、文章のニュアンス等微妙な違いがあって楽しめた。特に最後の80日間四畳半1週は今まで読んだことがないような世界観があっておもしろかった。また、この著者独特の表現、潔く認めるもやぶさかではないといったような固い感じも嫌いではない。
太田出版 1,764円