『共生ということ』阪神大震災と同時に主人公に降りかかった不幸なできごと・・・しかし彼女は逆境をはねのけ、逞しく立ち直り、前向きに生きていきます。実に気持ちのいい展開です。彼女が、森を譲り受けそこで震災で傷をおった子供達との共生するという流れに、無理に抗わず身を任せたところも共感できました。
彼女の行動力には説得力満点の父親の存在が不可欠だったろうと思います。彼女が親から自立しているのかどうかが少し気になりました。 光文社 エ1,680円