『最高傑作の19巻!』
右頭チャンとの死闘も幕を閉じ、平和の余韻に浸っていたのもつかの間・・・
ワタルとミツルの戦いは相見えることとなります。
そしてワタル自身の内なる戦いとも大きな起点を迎えることとなります。
次巻が最終巻ということもあり、この巻はラストスパートへ向けた最後のターニングポイントとなる巻です。
ここまで来たら、原作とはもはやかけ離れてきていますので、もう、『新説』は『新説』としての道を万進してほしいと思います。
ワタルの成長
ミツルの苦悩
そして、カオリの決心
この巻では、ワタルとカオリが一番いい味を出しています。本当に、第188話は原作に無くとも、最高に完成度の高い、また、メッセージの込められた出来となっており、不覚にも涙してしまいました・・。
『現世に戻ったら、もう一度君に伝えたいことがあるんだ』
『・・・待ってるからね。』
『ああ、必ず迎えに行くよ。どんな運命にあっても・・・。待っててくれ、現世で・・。』
再び見えるときまで―
新潮社 エ530円