『淫靡?』閉鎖的な島の13年振りの大祭。島に伝わる祭りは、ただの祭りではなく、大きな秘密を抱えていた。昔からの風習をかたくなに守る島、そこで恐れられている「神」・・・なんて、あらすじ読んだだけでオチも浮かぶような設定だけど、飽きずに読めた。8掛くらいに文章を軽くしてもらえたら、もっと読みやすかった。
「淫靡な夏の冒険」を目指していたらしいが、あまり感じられなかった。中途半端な「お耽美」感漂う言葉が使われているのが、嫌な時があった。 角川書店 エ円