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『不思議な読み応え』
この人の作品を初めて読みましたが、面白かったです。
統一された文章の中に微妙に異なる感覚が交じっていて不思議な感じでした。
ただところどころの展開が同じゆえに飽きる点はあると思います。
それ以上に、そこ以外の中身が各章上手い具合にバラバラなので楽しめました。
第4章の展開に戸惑ってしまったのですが、すべて読み終えた後に理解できると思います。
主人公がどんな選択をするかでその後の人生の意味が変わると思うと
4章のためだけに1?3章が存在するような気がするのですが、3章以外はみな面白かったです。
なんていうか説明しにくくて、意味の見つけにくい、謎めいた印象が残ります。
でも京都の街の描写はリアリティがあってよかったです。
太田出版 1,764円