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『東野圭吾が描くSFもの』
光を演奏することで、何らかのメッセージを発信する天才少年光瑠。光瑠の光の演奏に引かれていく若者たちがおおくなるにつれて、光楽及び光瑠の存在を煙たがる大人たちの魔の手が忍び寄る。
本書は東野圭吾氏の小説でおなじみの推理ものではありません。SFものといってもいいでしょうね。エンディングは、余韻を残す終わり方になっている。
なぜ、本書を書いたのでしょうか。特殊な能力を持つ人間を忌み嫌う既存の人間の傲慢さに嫌気が指したということなのだろうか。「人間ほど世代交代を忌み嫌う生物は地球上には存在しない」という文章が気になる。
講談社 650円