『やっぱりおもしろかった』
『賢者はベンチで思索する』の続編でいろんな事が主人公の周りで起こります。職場で社員に抜擢されたのに突然リストラの対象になってしまい首になったはずなのに、なぜか辞めたのは自分ひとりだけ。それも自分から退職したようになっていて上司も怒っていると言うのがわかります.....?恋人と思っていた人は外国へ行ってしまうし。底辺の話ではまたまた謎の多い老人が謎の行動をしているのですが、前話では男の子を救う為だった訳ですが、同じように私利私欲での行動ではないと言うのが最後で分かります。主人公も偶然にも自分がやりたいことの光が見えたような話の終わり方になっていて続編を早く読みたい気持ちにさせられました。
文藝春秋 エ1,650円